磯子区洋光台在住の尾原重男さんが11月20日、昨年夏に他界した妻との思い出などをつづった自叙伝『追憶 下弦の月』をパレードブックスから出版した。
尾原さんは三菱総合研究所の経済・経営本部長や代表取締役を歴任。その後は上智大学などで非常勤講師を務めた。過去に日本経済の未来について書いたビジネス書などを手掛けた。
本著は昨年12月に自費出版した『癒しの追憶』を再構成し、新たな内容を加えたもの。「癒しの―」を読んだ友人などから「もっと多くの人に読んでもらったらどうか」という提案もあり、出版を決めた。
妻との生活を振り返りながら夫婦の在り方や人との繋がり、自らの生き方について記した。また、若い世代に戦争のことを伝えようと、幼少期に満州から引き揚げた記憶などを書き足した。尾原さんは「妻や子どもに尽くし、大事に生きてほしい」と言い、”一日””一瞬”を大切に生きることを伝えたいという。単行本362頁で1500円(税別)。区内の主な書店やインターネットで購入できる。
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