「友だちと仲良くするー」。世界的ないじめ反対運動「ピンクシャツデー」の2月28日、YMCAマナ保育園=金沢区能見台東=の園児たちの元気な声が、同園前に響いた。園児たちは「いじめのない世界をめざそう」と書かれたピンクのチラシ計100部を配布。はにかみながらも、道行く人に声をかけた。チラシを受け取った人々は「ありがとう」「頑張ってね」と返し、一様に笑顔を見せた。
ピンクシャツデーは2007年、カナダの学生2人から始まった「いじめ反対運動」だ。ピンクのポロシャツを着た少年が「ホモセクシャル」とからかわれたことを知った2人は、「明日、一緒にピンクシャツを着よう」と友人らに呼びかけ。翌日学校中がピンク色に染まったエピソードは、その後、SNSなどを通して世界中に広がった。今では70ヶ国以上で反対活動が行われているという。
同園は13年からこの取り組みに賛同。紙芝居などを通して、「他の人と違っても、みんなありのままでいいんだよ」と園児に伝えてきた。外部に呼びかけるのは、今年が初。スタッフは、「子どもが伝えることで、より”いじめ撲滅”の思いを皆さんと共有できると思った」と話した。
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