岡村中パソコン部
生徒４人に磯子区栄誉賞
制作Webサイトが全国銀賞

（左から）河原さん、國立さん、植杉さん、遠松さん、小林区長

　磯子区の市立岡村中学校（斎藤博栄校長）パソコン部の生徒４人に４月16日、「磯子区栄誉賞」が贈られた。生徒は区制90周年を迎えた区の歴史や特徴、地域を支える施設をまとめたＷｅｂサイトを制作。２０１７年度の「全国中学高校Ｗｅｂコンテスト」で銀賞を獲得したことが評価された。

　同賞は12年度に創設。スポーツや文化などのさまざまな分野で活躍する区内在住・在勤・在学者や学校などを区が表彰する。過去に区内出身の五輪選手らが受賞しており、今回で17件目。

　受賞したのは同校パソコン部の河原りなさん、國立理紗さん、遠松莉奈さん（いずれも３年）と、当時３年で、現在は県立大船高校（鎌倉市）に通う植杉太智さん。４人は昨年の区制90周年を機に区の魅力を紹介するオリジナルＷｅｂサイト「Ｗｅｌｃｏｍｅｔｏ磯子区！！〜ｆｏｒ 90ｔｈａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ〜」を制作。全国３６２（中学１３４）チームが参加した同コンテストで、区の歴史や施設について足を使って調べた情報を系統的にまとめている点などが評価され、中学生チームで３番目に高評価の銀賞に輝いた。

活気ある地域ＰＲ

　トップページで区のマスコット「いそっぴ」の画像や、区内を走る京浜東北・根岸線の車両写真などをスライドさせたほか、区の祭典「磯子まつり」の写真動画を配置。にぎわう住民の様子を公開し、活気ある地域であることをＰＲした。

　区を支える施設を紹介しようと、同校敷地内コミニティハウスや区役所などを取材。区役所にある各課の役割などを説明したほか、区内であった出来事を記した年表を設け、歴史を伝えた。

　遠松さんは「知らないことも多くあり、施設や区役所を身近に感じることができた」とサイト制作を通じて地域に愛着を感じることができたという。サイトは英語翻訳し、外国人も磯子区のことが分かるように工夫した。

　同校で行われた表彰式で小林正幸区長から表彰された植杉さんは「（受賞に）驚きが大きかった。磯子区がどんな地域か知ってもらえたら」と話した。サイトは【URL】http://welcome-isogo.jp/で閲覧できる。