磯子区は区内の障害者施設の自主製品を紹介するガイドブック『いそごでさがそ』をこのほど作成した。4月27日から区役所や区内の地域ケアプラザ、地区センターで配布・配架している。
障害がある人も積極的に社会と関わりあえる共生社会の実現を目指した取り組み。A5判・18頁で計2千部を発行した。
飲食品や雑貨などの自主製品を販売する22施設を紹介。住所や電話番号、営業日などの基本情報のほか、区役所職員が撮影した製品の写真などを複数掲載。施設で考えた説明文で製品の特長などを分かりやすくまとめた。また、区全体と施設周辺に拡大したマップをデザイン。手にした人が足を運びやすいように工夫した。
区の担当者は「ぜひこの『いそごでさがそ』から気になる製品を探し、実際に施設を訪れていただけたら」と期待する。
得意分野生かし作業
馬場町にある社会福祉法人「訪問の家 集」は”磯子の逸品”に認定される食パンや菓子パン、ケーキなどを紹介。同所は約50人の利用者が製造・販売に携わり、体力に自信がある人は近くにある製品の販売所「パパン」への運搬を、人と関わることが好きな人は接客など、それぞれが得意分野で役割を担っている。また、製造部・宣伝部・販売部に分かれてグループ作業し、協調性を高める。
同所スタッフの川端望美さんは「障害者施設というと敷居が高く感じてしまうかもしれないが、ガイドブックを見て気軽な気持ちで来てもらえると嬉しい。地域の方との関わりを楽しみにしている」と話す。
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