魅力あるまちづくりに功績のあった個人・団体に贈られる「まちづくり功労者国土交通大臣表彰」の受賞者がこのほど発表され、金沢区から「六浦東・地域子育て会」が表彰された。代表の滝澤右弥子さんは「ひとりではできないこと。20年以上続けてこられたことが一番嬉しい」と受賞を喜んだ。
この表彰は住民の積極的な参画のもとにまちづくりを推進するため、1983年度から毎年6月をまちづくり月間と定め行われている。
六浦東・地域子育て会は「大人と子どもがふれあう場やきっかけが欲しい」という地域の声を受け、96年から活動を開始。特技や知識を持つ地域人材を登録する「人材マップ」を作成し、多世代のふれあいの場を設けてきた。「当初の登録は10人足らず。登録を呼びかけてまわった」と当時から代表を務める滝澤さんは振り返る。その後、人材登録は年を経るごとに増え、このほど完成した第9版の「人材マップ」には約100人の名前がならぶまでに成長した。
現在は、瀬ヶ崎小学校で毎週土曜日に行われる「ふれあいサタデー」、各町内会・自治会会館を利用した「わくわくキッズ」、地域のイベントなどで、人材マップの登録者と地域の子どもたちがふれあっている。
さらに、2016年に地域交流拠点としてオープンした「もりのお茶の間」もその活動の場に加わった。滝澤さんは「拠点は前から欲しかった場所。今後はこの場を続けていくためにも、後継者づくりに力をいれていきたい」と話した。
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