関東学院大学人間共生学部の神野由紀教授ゼミの学生が三浦の野菜を使ったパンを考案した。「TUMUGI BAKERY」(金沢区泥亀)と高梨農園(三浦市)の協力を得て実現。6月2日に同大学の「創造祭・スポーツフェスティバル」で販売した。昼過ぎには約350個が完売した。
同ゼミは毎年地域と協力した活動を課題としている。昨年の創造祭でもオリジナルトランクで高梨農園の野菜加工品を販売していた。それに興味を持った同パン店の店主、野村一則さんが声をかけたことがきっかけで新しいパン作りがスタート。
学生たちは同パン店の客層や周辺パン店の商品を調査。高梨農園の野菜を使い「三浦野菜の魅力を広める」をテーマにアイデアをまとめた。実際に製造可能なのか野村さんのアドバイスを取り入れ試作や議論を重ね、2種類のパンが誕生した。「三浦の大根パン」は大根の絞り汁を生地に練り込んだもちもちとした食感が特長。シャキシャキの食感を生かした「キャベツとエビのフォカッチャ」は、食事にもつまみにもなる。
「自分も勉強させてもらういい機会になった。今後も一緒に何かできたら」と店主の野村さん。フォカッチャを考案した深澤亜美さん(4年)は「パンの知識を得るところから始めた。野菜をどうパンに生かすか考えるのが難しかった」と話す。
2種類のパンはTUMUGI BAKERYで7月上旬から販売予定。
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