金沢区朗読公演会が6月19日(水)、金沢公会堂(泥亀)で初開催される。企画したのは洲崎町在住の橘有美さん。区内中心に広く募集を呼びかけ、15組が出演。今後は定期開催に繋げていきたい考えだ。
開催日となる19日は日本朗読文化協会が定める「朗読の日」。橘さんは半年前に実行委員会を立ち上げ、準備を進めてきた。「区民待望の新公会堂が完成したらぜひ朗読の公演会をやりたいとずっと思っていた」と話す。今回の新公会堂の完成は「区の文化発展にも大きな意味を成す」とする。
教室やグループごとの朗読発表会はあるが、所属が異なる朗読者が集まる公演会は区内初。「初めてのことで色々と手探り状態だった」と話す。区内を中心に出演者の募集を呼びかけ、橘さんが主宰、講師を務める朗読教室「たちばな」の生徒をはじめ、個人で朗読をしている人や中国語教室の生徒などが出演。栄区や港南区からの出演もあり、年齢層も幅広い。朗読内容も多彩で、文学作品から民話、落語、漢詩や唐詩、英語の朗読なども。また、会の冒頭には洲崎木遣り保存会による木遣りも披露される。
橘さんは出演者募集や公演開催のチラシを区内30カ所ほど回り、置いてもらえるよう交渉した。「横浜金沢ロータリークラブをはじめ、様々な方に支えられた」と地域の協力に感謝する。
朗読の魅力は「目だけでなく、音で読むことで理解を深め、新たな一面を発見できる。何より大きいのは声に出す楽しさ。子育てを終えたり、配偶者に先立たれたりして一人になり喋る機会が減った方も、朗読をすると明るくなる」と橘さん。また今回の公演について「出演者の世代や内容も様々。普段朗読を聞かない人にもぜひ朗読の楽しさを知ってもらいたい」と意気込む。これからも定期的に公演会を開催していきたい考えだ。「今後はより広く区民の方に参加してほしい」
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