公立大学法人横浜市立大学附属病院(金沢区福浦)は、このほど小児病棟の処置室をリニューアルした。こどもたちが主体的に検査や処置に臨めるように「遊園地」をイメージしたという。
リニューアルに際し、同病院の職員で子どもやその家族を専門的に支援する、チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)の石塚愛さんを中心に、医療職や保育士がアイデアを提案。千葉大学の柳澤要教授と同大学の学生らがデザインした。
床には線路を描き、その上を歩いて処置台に上ってもらう仕掛けや「かわいい」椅子をいくつか用意し、子どもたち自身に選んでもらうことで、「ワクワク」できる環境を作ったという。
また、iPadを導入し、好きな音楽を聴きながら検査や処置を受けてもらうことができるように。子どもたちが受け身ではなく、主体的に治療を受けられる工夫を施した。
同病棟には0歳児から高校生までの幅広い年代が入院していることもあり、それぞれの年齢層に対応できるようにしたという。
石塚さんは「検査や処置はどうしても子どもたちにとっては心理的にも身体的にも苦痛なもの。それを少しでも和らげるような処置室にしたいと思っていた」と話す。
子どもたちや保護者からは「処置室がかわいくなった」、医療スタッフからは「装飾を活用しながらコミュニケーションが取れるようになった」との声があるという。
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