昭和の歌姫、美空ひばりの命日である6月24日、磯子区の杉田劇場で関係者らが思い出を語り合うイベントが開かれた。歴史的な文化資源の掘り起こしをする「いそご文化資源発掘隊」の活動の一環として開催。
磯子区で生まれ育った美空ひばりは1946年、旧杉田劇場で初舞台を踏んだとされる。その後、区内にあったアテネ劇場でも公演を行っている。
イベント当日は地元民やファン約60人が会場に。アテネ劇場で映写技師として働いていた松永春さん、美空ひばりが経営していた「美之寿司(みゆきずし)」で働いていた鶴田理一郎さん、貴重な写真を所有する曽根武夫さんが、それぞれの立場から美空ひばりにまつわる話をした。
外で一緒に食事をする時は記者に分からないよう、美空ひばりを「ゲラ子」と呼んでいたという鶴田さん。「私は女王になったから料理番がほしい。コウちゃん(鶴田さん)になってほしい」といわれた話を披露。「とても嬉しかった」と当時を懐かしんだ。また曽根さんは知人の大工から譲り受けた、ひばり御殿の上棟式や美之寿司での写真を紹介した。
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