横浜市は金沢区六浦東1丁目の市有地に「生命を脅かす病気の子どもと家族の療養生活支援施設」を整備・運営する事業者を公募している。応募書類(事業計画書)の提出は9月30日(月)まで。10月下旬に審査結果を公表し、事業者を決定。施設の開所は2021年の8月末を予定する。
当たり前の生活体験を
医療技術の進歩に伴い、これまで助けることが出来なかった命を救えるようになった一方、難しい病気を抱える子どもも増加傾向にある。そうした子どもと家族の生活の質の確保や向上を目指した支援活動が、民間を中心に広がり始めているという。
こうした現状を受け、市は「よこはま保健医療プラン2018」で、小児がんや難病など生命にかかわる病気の子どもとその家族のための療養生活支援施設の活動支援を掲げた。「病気を抱えていても子どもは日々成長しており、生活の中での遊びや学びを必要としている」と市医療局の担当者。子どもらしい当たり前の生活を体験することができる地域コミュニティ型の施設の設立を後押ししていくという。
こうした施設は市内初。金沢区は海の公園や横浜八景島シーパラダイスなどがある上、高度医療に対応できる横浜市立大学附属病院もあることなどから、立地場所に選ばれた。市担当者は「施設利用者はもちろん、市大附属病院などの関係機関、区内にある2つの大学を含めた地域と良い関係性を築いてほしい。新しい事業ならではの提案を期待している」と公募について話した。
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