神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

プログラミング必修化 全小学校に民間支援員 教員向けにICT指導

教育

公開:2019年9月26日

  • LINE
  • hatena
タブレットの操作法を教えるICT支援員
タブレットの操作法を教えるICT支援員

 2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化される。横浜市教育委員会では今年度から全小学校を対象に、指導力の育成を目的とした支援員を定期的に派遣している。必修化を約半年後に控え現状を聞いた。

市教委が派遣

 プログラミング教育とはコンピューター技術を学ぶだけではなく、プログラミングを通じて物事を論理的に考える力や課題解決能力などを育むことがねらい。単独の授業科目があるわけではなく、学校現場では主に算数や理科の授業の中での導入が想定されている。

 授業では教員にもタブレット端末を使った動作が求められるため、市教委では授業や業務でパソコンやタブレットなどの機器設定や操作説明、デジタル教材の作成支援などを行う「ICT(情報通信技術)支援員」を今年度から全ての公立小学校へ定期派遣を始めた。横浜市が民間業者に業務委託し、約70人の支援員が1カ月に2回のペースで担当校を訪問している。

授業補助も

 9月6日に支援員が来校した平沼小学校=西区=では、4年生の図工の時間でプログラミングアプリを使い、自分が手描きした絵をタブレット上で動かす授業が行われた。

 担任が操作を実演し、児童は「タッチされた方向を向く」「10マス進む」など画面上の反応を指示したブロックを組み合わせて絵を動かすことに挑戦した。

 支援員の加藤真澄さんは、プログラミングアプリを使った授業をしたいという教諭の要望を受け、事前にテーマ設定などをアドバイス。アプリの操作方法を教諭に指導したほか、授業中には操作方法の分からない児童への手助けなどを行った。授業を行った松田剛教諭は「支援員と事前に相談できたことで理解度の差が生まれにくい授業をすることができた。授業中のサポートもして頂き有り難い」と話す。

 一方で常駐ではない分「支援員がいないと一人だけで授業をするのは難しい」というのが今後に向けての懸案事項で、職員有志で支援員の活用ノウハウを学ぶ研究会も立ち上がっている。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

こどもホスピスへ理解を

設立の動き全国各地で

こどもホスピスへ理解を

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

「食」のシェア空間が完成

磯子区洋光台

「食」のシェア空間が完成

飲食店開業など支援

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

ランドセルを海外へ寄付

金沢区PTA連絡協議会

ランドセルを海外へ寄付

15の小中学校から352個

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook