児童の声を振り込め詐欺抑止の一手にしようと磯子警察署は、根岸小学校6年生児童が読み上げた詐欺撲滅を呼びかける音声を、10月29日からパトカーで流している。
この対策は、磯子警察署が根岸小に依頼し実現。校内で原稿を読んでいる情報委員会の中から候補者を募り、豊田万音さんと吉岡さくらさんが立候補した。
「お金やキャッシュカードの話をされたら詐欺です」「対策には留守番電話を設定してください」―。このような詐欺撲滅や対策を訴える音源を数パターン収録。警察署員がパトカーで磯子区内を回る際に放送する。
大村卓也署長は「高齢の方には、自分の子どもや孫に言われていると思って聞いてもらえれば」と話した。
感謝状を贈呈
磯子警察署は取り組みをスタートさせた同日、根岸小と豊田さん、吉岡さんに感謝状を贈った。贈呈式後は、2人がパトカーに乗車し根岸小周辺で音源が流された。
吉岡さんは「磯子区内を安全な街にしたいと立候補した」と話し、豊田さんは「おばあちゃんが被害に遭いそうになったので身近に感じていた。多くの方に声を聞いてほしい」と呼びかけた。
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