金沢区・磯子区版 掲載号:2019年11月7日号 エリアトップへ

公立 小中学校 いじめ認知件数、過去最多 市調査で前年比2割増

教育

掲載号:2019年11月7日号

  • LINE
  • hatena
市内公立小中学校のいじめ認知件数
市内公立小中学校のいじめ認知件数

 横浜市内の公立小中学校で2018年度に認知したいじめは前年度から19・3%増の5546件で、いじめの定義を厳格化した13年後の調査で過去最多を更新した。10月17日に市教育委員会が発表した調査でわかった。

 いじめの認知件数は小中学校ともに増加し、小学校では前年比557件(15・6%)増の4123件、中学校では前年比340件(31・4%)増の1423件だった。

 いじめ行為の内容は小中学校とも「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が多く、全体の66・7%を占めている。特に小学校では「軽くぶつかられた」「ひどくぶつかられた」が計28・5%、「嫌なことや恥ずかしいこと、危険なことをされたり、させられたりする」が11・5%あり、直接的な行為による被害を訴えるケースも多いことがわかった。

 いじめの認知件数の増加について、市教委は「いじめの定義の理解が浸透し、早期の小さな段階から『学校いじめ防止対策委員会』で組織的に対応したことや意識が高まった結果だと考えられる」と説明。担当者は「軽微なものや小学生低学年の暴力行為についてもカウントするようになり、認知件数の増加につながった。まだ隠れている行為もあるとみて、認知を進めていきたい」と話す。

「別な理由、精査を」

 不登校やいじめ問題に詳しいNPO法人青少年育成開発協会の山本弘明代表は「保護者が過敏になっている面がある。かつてなら取り合わないようなケースまでいじめ扱いされている」とした上で「子どもは社会の流れと連動する。不確実な社会を背景に親世代がイライラしているなか、感受性の高い子どもたちは影響を受けやすい」と増加の要因を分析する。

 教育臨床科学が専門の星槎大学大学院教育学研究科の仁平義明教授は「(行政は)増加する度に『理解の浸透』と『組織的な対応』を理由に挙げている。取組が進んだのなら、このペースで増加するのは矛盾している。理解が浸透したのは確かだが、別な理由を考え実態を精査することが必要」と指摘している。
 

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

防災、福祉、子育て支援に重点

2020年度磯子区予算案

防災、福祉、子育て支援に重点 社会

自主企画事業に約9634万

2月20日号

協働広げ安心安全目指す

2020年度金沢区予算案

協働広げ安心安全目指す 社会

自主企画事業に約9895万円

2月20日号

「マカナ」が洋光台に開所

親と子のつどいの広場

「マカナ」が洋光台に開所 教育

育児サークルから発展

2月13日号

釜利谷で移動販売開始

セブンイレブン

釜利谷で移動販売開始 社会

買い物困難者を支援 

2月13日号

6年ぶりのマイナス編成

横浜市予算案

6年ぶりのマイナス編成 経済

IR推進に4億円

2月6日号

「交通安全マップ」全国入賞

汐見台小6年有志児童

「交通安全マップ」全国入賞 教育

立体的な制作が評価

2月6日号

無料「もの忘れ検診」開始

横浜市

無料「もの忘れ検診」開始 社会

県内初、65歳以上が対象

1月30日号

あっとほーむデスク

  • 2月20日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 10月31日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

由緒ある雛人形を展示

由緒ある雛人形を展示

旧伊藤博文金沢別邸で

2月1日~3月3日

金沢区・磯子区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2020年2月20日号

お問い合わせ

外部リンク