近年よく耳にする「SDGs」。このコーナーでは身近な活動がSDGsにつながっている企業や団体を連載で紹介する
WE21ジャパンいそご
夫が海外で学校運営の支援をしていたことから貧困などの問題に関心を持ったという長濱惠美子さん=写真。20年前に「WE21ジャパンいそご」を設立し、磯子と洋光台でリユース・リサイクルのチャリティーショップを運営している。貧困などに苦しむ国の人たちの力になりたいと、売上金の一部で支援する取り組みを行っている。
教育分野では、スリランカの子どもたちの奨学金支援を行う。フィリピンでは、コーヒー栽培事業を支援。発展途上国の生産者の自立や生活改善を図るフェアトレードの取り組みとしてコーヒーをショップで販売している。これまで続けてきた活動がSDGsにつながっているという。ショップが情報交換の場になっているといい、「関心を持つことが重要でコツコツと継続して活動することが大事」と話した。
フードバンクかながわ
「格差社会・貧困」の改善を目的に、昨年4月に活動を開始したフードバンクかながわ(金沢区富岡東)。同団体は62団体(社)と締結しまだ食べられるが様々な理由で処分されてしまう食品の寄贈を受けている。個人からの食品寄贈「フードドライブ」もユーコープ店舗(年2回・一部店舗は常設)やイトーヨーカドーのイベントなどで受け付けている。
これまで団体から寄せられた食品は約54トン、個人からは約9トンの食品が集まっている。内容は米から菓子まで様々。これらは行政や団体などに寄付され、子ども食堂や各区役所の生活困窮者相談窓口の相談者など食の支援を必要とする人たちに届けられる。
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