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島倉社長の きもの放浪記【8】 ”感動の美”届けたい 「売りたい」よりも「お伝えしたい」――そんな思いから金沢文庫のきもの処「志まくら」が、きものに関するよもやま話をシリーズでお伝えします
世間では、キモノは高価なものと思われています。確かに”本当の”キモノは高価です。その理由は、高い技術はもちろん、伝統的な手仕事によって作られているから。そして、この手仕事によってしか生まれない「感動する美しさ」があるからです。
私が長年、この仕事をしているのも、「この感動」があったからこそ。「時代遅れ」と人は言うかもしれませんが、「これが日本の本来のキモノです」と私は伝えていきたいのです。
しかし、世間に流通しているキモノの多くは高価ではなく、印刷技術を応用したものやインクジェットで染められた(印刷された)ものがほとんど。原価が1、2万円のキモノを、言葉遊びで箔をつけ友禅や小紋と銘打って、何十倍の値段をつけて売っているのが現状です。適正価格で売れば問題ありませんが、私はこの様に言葉で値打ちがあるように「見せかける」ことが許せません。こんなことがまかり通っていることが、キモノ業界の衰退を招いていると考えています。
心ある本当のキモノ
「色ソメツ心ソメツ」とは、民芸運動の創始者・柳宗悦さんの言葉です。心と技術が伴ったキモノは、インクジェットのものとはまったくの別物。それを知っていただきたくて、きょう20日から「本当の手描き京友禅」展を当店で開催いたします。とにかく、「見くらべてほしい」との思いで企画しました。本当のキモノの良さを勉強するつもりで、足をお運びください。来月は「大島紬のからくり」展です。
志まくら
横浜市金沢区泥亀1の17の8
TEL:045-784-8179
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