神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

横浜市 水道料金値上げへ 来春、10〜12%増見込み

社会

公開:2020年4月9日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は3月16日、水道料金について、水需要の減少による収入減や施設の更新需要の増加を背景として来年4月めどに平均10〜12%の値上げをしたい考えを示した。2001年以来、20年ぶりの値上げ。この日の市会水道・交通委員会で水道料金改定の方向性を報告した。

 横浜市の水需要は節水機器の普及や節水意識の高まり、企業のコスト削減などによって1日平均給水量は1992年をピークに減少している。市の人口が2019年をピークに減少に転じるため、水需要はさらに減少すると見込まれている。

 水道事業の収入は、料金改定を行った01年の789億円をピークに減少に転じ、18年は約90億円減の698億円。市の試算では、18年度に73億円あった純利益は23年度は13億円にまで落ち込み、18年度に198億円あった累積資金残高は23年度に4億円まで減少する。

 水道施設は高度経済成長期に整備されたものが多く、基幹施設の西谷浄水場の再整備に加え、災害時に損傷すると大きな被害が発生する口径400ミリ以上の管路の耐震化を進めていく必要がある。こうした整備費を考慮し、市は値上げの方針をまとめた。

 改定案は一定使用量まで定額とする現行制度を見直し、用途別から口径別の料金体系に移行する。例えば口径20ミリで2人世帯の使用量ほどの1カ月15立方メートルなら、現行料金1666円から166円〜199円増額の1832円〜1865円となる。

市「丁寧に周知したい」

 この日の委員会では委員から「値上げは回避すべき」「経済状況を見て判断してはどうか」といった意見もあがった。

 市は今年9月の議会に料金改定議案を提出する予定。可決されれば10月以降、市のホームページや「広報よこはま」などを使って周知を図るという。パブリックコメントは実施の対象としていないため、行わないとしている。市の担当者は「丁寧に周知を図っていきたい」と話している。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

こどもホスピスへ理解を

設立の動き全国各地で

こどもホスピスへ理解を

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

「食」のシェア空間が完成

磯子区洋光台

「食」のシェア空間が完成

飲食店開業など支援

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

ランドセルを海外へ寄付

金沢区PTA連絡協議会

ランドセルを海外へ寄付

15の小中学校から352個

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook