横浜市立大学はこのほど、横浜ランドマークタワー7階に「みなとみらいサテライトキャンパス」を開設した。三菱地所(株)が手掛けた産学連携イノベーション拠点「NANA Lv.」(ナナレベル)内に設けたもので企業と共同研究などを行い、技術革新に向けた支援を行う。
同キャンパスは、4月に創設したデータサイエンス研究科などの講義や社会人向けの教育プログラム、市民向けの生涯学習講座などを実施する場。同大学の田澤紫乃教育推進課長は「みなとみらいに拠点を持つことで、東京都内で働く社会人を呼び込み、また進学する高校生に向けた利便性のアピールにも繋がる」と期待する。
国内初の専攻
今年4月から新設されたデータサイエンス研究科には、同大学が持つ医学部との連携で生まれた国内初の「ヘルスデータサイエンス専攻」があり、予防・医療・介護のヘルス分野で、データをもとに政策決定ができる人材の育成を進める。金沢八景キャンパスのほか、同キャンパスでも授業が行われ、企業などとの連携も模索している。
サテライトキャンパス内は、50人規模で受講できる講義スペースと3部屋のミーティングルーム(6人定員)などを設置し2人の職員が常駐する。またその隣には、同大学との協業を目的とした企業等のプロジェクトスペースとなっている。
企業スペースとキャンパスはガラス製の敷居で区切られているが、常時開閉可能で人の行き来が容易にできる環境となっている。企業スペース内には掲示板を設け、在籍している教員の専攻情報などを掲示することで、企業側と連携しやすい体制づくりを行う。
同キャンパスは平日・土曜日の午前8時30分から午後8時まで開室する予定。新型コロナウイルス感染症対策のため、5月7日頃から稼働する見込みだ。
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