2020年春の叙勲が4月29日に内閣府から発表され、ともに前消防団長の横田秀昭さん(磯子区原町在住・70=写真上)と平野龍雄さん(金沢区釜利谷東在住・73=写真下)が瑞宝単光章を受章した。
横田さんは、1976年に磯子消防団に入団。2012年から今年3月の定年まで消防団長を務めた。活動の思い出に、37年前に磯子消防団チームの一員として出場した市操法技術訓練会で優勝したことをあげ「仲間と一緒に訓練したことは今でもいい思い出」と振り返った。
区役所で伝達式
例年、叙勲の伝達式は皇居で行われるが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため今回は中止に。このような状況を受け、磯子消防署や磯子区役所が6月3日に区役所で伝達式を開催した。横田さんは「こうして開いて頂き、本当にうれしい」と感謝し、「約44年間、団活動をやり切ったという思いが強い」と話した。
約48年の活動誇りに
平野さんは、地元金沢区で建築業を営むかたわら、22歳で消防団に入団し活動に尽力してきた。消防団小屋が住まいの近くにあったことから、「出動命令がくると真っ先にシャッターを開け現場に向かった」と振り返る。第6分団長だった2011年の東日本大震災では、地域の被災状況を確認したり、交差点に立ち交通整理を行ったりしたという。16年から定年の18年まで団長を務め、積極的に勧誘活動を行い、団員確保に力を入れた。
15年には、副団長時代に春の褒章「藍綬褒章」を受章している平野さん。「現役で頂いた藍綬褒章もすごく嬉しかった。今回の瑞宝単光章は、引退後に頂いたもの。約48年、長く活動してきたことが認められたのかなと思うとさらに嬉しい」と笑顔を見せ喜びを語った。
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