横浜市は6月10日、今夏の市営屋外プールの営業を中止すると発表した。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため。磯子区原町の横浜プールセンターや旭プール=旭区=のほか市内にある公園プール26カ所が対象。
横浜市によると、各プールともに例年多くの利用があるといい、「密集」「密接」が避けられないとしている。さらに、更衣室等の一部施設で「密閉」などの、いわゆる「3密」が生じる可能性があり、感染拡大防止対策を講じても安全・安心な環境を整えることが困難と説明している。
市営屋外プールは、例年7月上旬から9月上旬までを営業期間としている。今年は全期間で営業を中止する。
11万人訪れる
磯子区の横浜プールセンターは、市内でも有数の人気施設。流れるプールや長さ5メートルのすべり台があり子どもから大人まで楽しめるとあって、昨年は約11万人が訪れた。横浜市の担当者は「屋外プールを楽しみにしていた方には大変申し訳ございませんが、ご理解ご協力をお願いします」とコメントした。
その他の中止する金沢区、磯子区の公園プールは以下。▽金沢区/富岡八幡▽磯子区/芦名橋、磯子腰越、森町、洋光台南
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