神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

特別インタビュー 「新しい社会の形」追求を 県医療危機対策統括官に聞く

社会

公開:2020年7月2日

  • LINE
  • hatena
インタビューに応じる阿南氏
インタビューに応じる阿南氏

 緊急事態宣言が解除され約1カ月。県内の感染者数は低水準で推移し、6月19日には飲食店などの時短営業を解除する「ステップ2」に移行した。ただ今後、感染の第2波、3波が起きるとの予測もある。これまでの県の取り組みや新たな生活様式などについて、新型コロナウイルス感染症県対策本部 医療危機対策統括官の阿南英明医師に話を聞いた。

――県内の感染状況は。

 「5、6月の新規感染者はほぼ一桁台で推移しており、何とか抑え込めている状況です。入院している患者さんもピーク時の約400人から100人を切りました」

――症状に応じて対応を分類する県の「神奈川モデル」については。

 「がんや慢性疾患、心筋梗塞や脳卒中だって起きる。いかにコロナ禍とは言え、これらは絶対におろそかにしてはならない。これが神奈川モデルを作ったときの最大の理念です。幸い、医療崩壊を未然に防ぐことができています」

――今後の課題は。

 「感染が落ち着いた現状をいかに維持するかです。第2波はほぼ間違いなく来る。再び患者が急増したときにいち早く察知し、次の対策が打てるか。一方、県民や事業者に向けて感染症対策の啓発や仕組みの推進など地道な対策も続けていかなくてはなりません」

――社会に求められる新しい生活様式について。

 「念頭にしなければいけないのは『withコロナ』は続くということです。前の暮らしに戻りたいと思っても、戻っちゃいけない。元の生活に戻る際に生じる『隙』は感染が再び拡大する契機になるからです」

――県民へのメッセージをお願いします。

 「『感染しない、させない社会』を当たり前にしないと、上手にコロナと付き合っていくことはできません。今求められるのは新しい社会の形を追求していくことです」

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

神奈川の食の魅力PR

神奈川の食の魅力PR

10月に展示会 出展者募集

4月26日

金沢と栄は50年後に半減

横浜市人口推計

金沢と栄は50年後に半減

市内南部で減少顕著

4月25日

磯子で楽しむGW

磯子で楽しむGW

人気スタンプラリーも

4月25日

称名寺でライトアップ

称名寺でライトアップ

4月27日から

4月25日

「蝶々夫人」の特別展

杉田劇場

「蝶々夫人」の特別展

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook