障害者の外出先のパートナーとなるガイドヘルパーやガイドボランティア。だが、慢性的な人出不足が課題になっている。ヘルパーとボランティアの違いは研修を受講し資格を取得しているかどうか。活動内容に違いはないが、ヘルパーには賃金が発生する。
磯子区磯子のジョイサポートセンターは、2001年から養成研修を開講し、ガイドヘルパーの育成に力を注ぐ。現在、同センターのヘルパー登録は約100人で、70歳以上が3割を占める。上杉優子センター長は、「必要としている方は沢山いる。特に朝の通学や通所の時間帯が圧倒的に足りていない」と話す。
同センターの直近の同行援護従業者養成研修(一般課程/3日間)は、来年1月14日(木)、19日(火)、26日(火)。受講料は2万5千円。詳細はホームぺージhttp://joy-isogo.com/index.htmlで確認を。
活動で得た気づき
約15年前に同センターの養成講座を受け、ガイドヘルパーとなった舟津文子さん(65)。社会とのつながりや自身の生きがい、そして多少の金銭――子どもがまだ小さく、時間的な制約があった舟津さんは、「自分にもできるかもしれない」と受講を決意した。当初は月4回程度の活動だったが、徐々に回数が増え今では同センターで正社員として働く。
慣れで失敗しないようにと、出かける前に資料を読み返し利用者に合わせた対応を心がける。「利用者とのおしゃべりも含めてガイドなんです」と舟津さん。また、一緒に外出することで、新しい横浜を発見できたと笑顔を見せる。「実際に関わってみると楽しいことや気づきがたくさんあった」と振り返った。
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