洋光台地域で高齢者の安否確認や家事サポートなどに取り組む「NPO法人洋光台生活サポートくらぶ」(小金基泰代表理事)はこのほど、冊子「フレイルパスポート」を作成した。冊子は「お薬手帳」サイズ。日々の体重や体温、血圧、食事や運動の様子などを細かに記録できるつくりとなっている。
2017年から同地域で活動している同法人。近年はエンディングノートの書き方講座などを行っていたが、昨年は新型コロナウイルスの影響で活動が思うように進められていなかった。
そこで代わりに高齢者の健康に役立つ活動ができないかと模索する中で、着目したのが、加齢にともに心身機能が低下した「虚弱」を意味する「フレイル」だ。「健康」と「要介護」の中間の状態を指す言葉で、「体重の減少・疲労感・筋力の低下・歩行スピードが遅くなる・身体活動が低い」の中から3つ以上当てはまる場合はフレイルと診断される。コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えている人が多いことから、手軽に日々の健康記録をつけることでフレイルを予防してもらおうと冊子を製作した。
先着30人に進呈
同法人では同冊子を日ごろ見守りなどを行う会員約30人に配布。さらに、一般向けには先着30人に進呈する。小金さんは「コロナの状況は続いており、まずは自分自身で健康を保つことが大切。かかりつけ医などにも見てもらい、健康維持に役立ててほしい」と話している。申し込みや問い合わせは小金さん【携帯電話】090・3545・1972へ。
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