横浜市立図書館功労者表彰で、金沢区の夏山町内会図書部会が運営する夏山文庫に6月13日、表彰状が贈られた。この表彰は市立図書館開業100周年を記念し、創設されたもの。おおむね20年以上にわたり、市内の読書活動の推進に貢献し、図書館の振興に尽力している個人・団体の功績を表彰した。
夏山文庫は1974年、地元住民が町内会館に本や本棚を持ち寄り開催したのが始まり。現在は約1800冊を所蔵する。「皆さんに本を読んで欲しいという思いだけで続いてきた。活動が図書館に認められたのが嬉しい」と部員は話す。
毎週土曜日に貸し出していたが、昨年度はコロナ禍で開催できたのは29回。恒例の公園祭リサイクルブックフェアも中止だった。多い時には20人以上いた部員も今は11人となり、後継者不足に悩む。「紙の本には、行間から漂う味わいがある。文庫を続けるためにも、新しい人にも参加してもらえるよう、働きかけていきたい」と話した。
また、おおむね10年以上活動してきた個人団体に贈られる感謝状は、金沢区から5団体、磯子区から3団体が表彰をうけた。▽金沢区=金沢紙芝居の会「かなみん」、みどりのたね、金沢図書館図書修理ボランティア、金沢図書館書架整理ボランティア、金沢おはなしネットワークウェズランディア▽磯子区=よこはまおはなしの会、本の修理・いそご(手づくり製本の会)、いそご図書館サポーターズクラブ「ほびっと」
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>