磯子区で横浜市議会議員補欠選挙が9月26日に投開票され、新人で無所属の二井久美代氏(39)が初当選した。元職で立憲民主党の伊藤純一氏(48)らは及ばず、磯子区では22年ぶりの女性市議が誕生した。
今回の補選は、8月の横浜市長選挙に立候補した太田正孝氏の自動失職に伴うもの。二井氏と伊藤氏のほか、共産党の蓮池幸雄氏(69)、無所属の森大樹氏(42)の新人2人が、2019年の市議会議員選挙に続いて立候補。4人で1つの議席を争った。
前回選挙では約7500票を獲得するも、次点で落選した二井氏。今回は1万3056票を集め、2度目の挑戦で初当選した。選挙戦を振り返り、「『女性がいないと』『若い人にやってもらいたい』など、地域の方から声をかけてもらえることは多かった」。今後に向けて「政党のスタンスに捉われず、一人一人の声を市政に届けられるように取り組んでいきたい」と抱負を語った。
立民・伊藤氏ら及ばず
元職の伊藤氏は1万票超を獲得するも、約2600票及ばなかった。「名前を書いた方の気持ちを無駄にしないよう、何ができるかを考えていきたい」と話した。
一方、蓮池氏は「手応えはあったが、実際の票数にはつながらなかった。長年磯子区で取り組んできたことが、なかなか有権者に届かなかった」。森氏は「他3候補の公職選挙法違反を広く訴えたい」と27日、選挙管理委員会に選挙無効の申し出を提出した。
投票率は23・06%で、2019年の選挙から19・96ポイント減、11年の補欠選挙から2・85ポイント増だった。
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