金沢区の金沢シーサイドタウン並木一丁目第二団地で10月27日と28日、自動運転・遠隔操作ロボットを活用した配送実証実験が行われた。
団地を整備したUR都市機構では(株)NTTドコモと協定を結び、UR賃貸住宅でスマート技術の活用に向けた実験や検討を進めている。今回の実験はその一環で、高齢者や小さな子どもがいる家庭など、将来的に買い物に不便を感じるシーンを想定してロボットを活用。商品を積んだロボットが自動運転・遠隔操作で住棟の入口まで移動し、顔認証システムで注文者に商品を届ける仕組み。実験ではサービスのニーズ、機能、安全性などを確認した。
ロボットは(株)テムザックのスマートモビリティ「ロデム」に、ドコモの5Gなどの通信技術を組み合わせて使用。遠隔操作は団地を管理する日本総合住生活(株)の職員が担当し、ロボットに載せたロッカーに飲料など日用品を積んで配送した。
実験にはモニターとして、2日間で7人の住民が参加。参加者の一人の保母宏幸さん(53)は「買い物に行かせづらい高齢の親などが使うと役立つと思う」。UR都市機構技術・コスト管理部の田中克典さんは「住民の皆さんがより快適に暮らせるように、活用できる可能性を探っていきたい」と話した。
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