金沢区のNPO法人かなざわ森沢山の会がこのほど、第32回全国「みどりの愛護」つどい記念神奈川県都市緑化功労者知事表彰を受賞した。この表彰は緑を守り育てる運動をさらに積極的に推進していくため、花と緑の愛護に特に著しい功績があった団体に贈られるもの。今回は同会含め市内2団体が受賞した。
森沢山の会は1998年に任意団体として発足し、2007年にNPO法人化。釜利谷市民の森と金沢自然公園にある炭焼き小屋を拠点に、全部で約50ヘクタールの広大な地域の緑地保全や植生回復、生物の保護を行っている。
40代から80代までの40人を超える会員が在籍。週末を中心に、月3〜4回程度、活動しており、毎回15人ほど集まる。
「人生初」ばかり
活動内容は、下草刈りや間伐・除伐、倒木処理のほか、間伐材を利用した炭焼き、シイタケ栽培、木竹細工作製など。小学校と連携し、間伐材を使ってイカダを作ったり、炭焼き体験を行ったこともあるという。
「最初はみんな素人。道具の手入れ法や木の倒し方を、先輩の会員や講習で教えてもらいながら学んでいく。人生で初めてってことばかりです」と今年10月に会長になったばかりの杉山正志さん(77)。「木を倒した時の快感はたまらないですよ」と話す。発足当時から同会に参加し、前会長を務めた入部信壽さん(72)は「急峻な坂が多いので、体幹が鍛えられる。下手にスポーツジムに行くより、健康維持に役立ちます」と参加を呼びかけた。
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