金沢区釜利谷南にある「畠山六郎重保公廟所」で命日とされる6月22日、顕彰墓参会が開かれた。この墓は禅林寺の境外墓地で、鎌倉幕府の有力御家人であった畠山重忠の息子・重保の墓と伝えられる。2013年には横浜市登録地域文化財に登録された。
当日は金沢文化協会や横浜金澤シティガイド協会、横浜金沢観光協会の会員ら22人が参加。禅林寺の菊地茂雄住職、重忠を開基とする東光禅寺の小澤大吾住職の読経にあわせ、般若心経を唱えた後、ひとり一人が焼香し祈りを捧げた。
会の後には鎌倉ガイド協会の理事で、歴史の教師でもあった丹澤芳明さんが重忠・重保親子について解説した。
丹澤さんは源頼朝が鎌倉に幕府を開いた理由を、地理的条件だけでなく近隣で鉄がとれたからではないかと推察。畠山一族も鍛冶集団を従えており、領地だった釜利谷から鉄の武器や農機具を鎌倉へ供給してきたと言われている。また、親子そろって知勇兼ね備えた「イケメン武将」としても魅力があるとし、「このような供養で、その偉業を称え伝えていければ」と話した。
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