神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
金沢区・磯子区版 公開:2022年12月22日 エリアトップへ

野口英世と長浜 第2回 長浜に検疫所ができた経緯 文/NPO法人野口英世よこはま顕彰会

公開:2022年12月22日

  • LINE
  • hatena
長浜検疫所の埋めて前のジオラマ(長浜ホールで展示)
長浜検疫所の埋めて前のジオラマ(長浜ホールで展示)

 このコラムでは、一号停留所の保存運動をする野口英世よこはま顕彰会が6回にわたり、野口英世と金沢区長浜とのつながりについて紹介する。

 1879(明治12)年9月、兵庫県下から横浜港へ入港した新潟丸船員がコレラに罹患していたことから流行の兆候と考えた神奈川県知事は、入港船舶の検疫を施行するため、患者・貨物の消毒施設「長浦消毒所」を設置し入港船舶を回航させ停船の上、消毒を行った。消毒所は、横須賀と長浦湾の間に突出した箱崎半島の先端に開削された堀割の両側にあったが、日清戦争の勃発を機に横須賀軍港拡張のため移転せざるを得なくなった。そこで、1895(明治28)年、久良岐郡金沢村字長浜(現金沢区長浜)に移転、開所したのが「長濱検疫所」(現厚労省横浜検疫所輸入食品・検疫検査センターの前身)である。

 当時、検疫は入港船の旅客にとっては迷惑な施設と考えられ、感染の疑いのある船客の停留時に便宜と快楽を与えたいとの配慮から、長浜検疫所の立地は「特に天然好風景の地を選び、所内には庭園を設け旅客の歓楽に供し、海水浴場におけるような設備」としたという。広大な敷地内には、現在、保存活用の署名活動などを進めている一号停留所・検疫資料館は「上等船客の14室の上等客の停留所」とし、関東大震災で倒壊した2号停留所(100人収容の下等船客用停留所)が設けられていた。

 なお、この長浜検疫所は、短期間であったが野口英世も勤務し、世界への飛躍につながる業績を示した場所でもある。

金沢区・磯子区版のコラム最新6

「BUNTAI」で初勝利を

Bリーグビーコル

「BUNTAI」で初勝利を

今季最終節の川崎戦

4月25日

「BUNTAI」で歴史刻む

Bリーグビーコル

「BUNTAI」で歴史刻む

選手らが駅で広報活動

3月28日

タイトルへ向け「我慢強く」

Bリーグビーコル

タイトルへ向け「我慢強く」

ダービーへ森井主将が意気込み

2月29日

沖縄で4選手が活躍

Bリーグビーコル

沖縄で4選手が活躍

河村・キングらがオールスター出場

1月25日

「金沢動物園に辰はいるの?」

「金沢動物園に辰はいるの?」

金沢動物園 干支コラム

1月1日

積極性でチームに波を

Bリーグビーコル

積極性でチームに波を

磯子区出身・キングがけん引

12月7日

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook