金沢区六浦東の関東学院大学陸上競技部の内野李彗(りせい)さん(経済学部3年)が、1月2日・3日に行われる「第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」の関東学生連合チームのメンバーに選出された。同大からの選出は3年連続で、出走すれば2018年の第94回大会以来5年ぶり。「自分だけでなくチームのためにも走り、区間1桁順位を目指したい」と意気込んでいる。
「自分の力」で本選へ
「ずっと箱根駅伝に出たい一心でやってきた。嬉しい反面、やっとという気持ち」。昨夏から足に不調を抱えて万全の状態ではなく、昨年10月の予選会は「50%くらい。最低限の走り」だった。それでもチームトップの1時間4分27秒で、個人で全体77位。チームとしては25位に終わったが、初めて箱根駅伝出走のチャンスをつかんだ。
長崎県出身で、中学時代は野球部。選手不足を補うために駆り出された中学時代の駅伝大会で、陸上に興味を持った。高校は駅伝で全国大会出場実績もある県立松浦高校へ進み、陸上部で本格的に競技をスタート。2・3年時には、2年連続で都大路を経験した。「当時から癖のないキレイフォームで光るものがあった」と話すのは、同大陸上競技部の上野敬裕ゼネラルマネージャー。他大からのスカウトもあったが、熱心な誘いもあって「自分の力で関東学院大を箱根駅伝に出場させたい」と同大への進学を決めた。
先輩の姿に刺激
入学後は1年時から予選会に参加。出場権は得られなかったが、昨年まで2年連続で学生連合メンバーに選出されたOBの厚浦大地さんから大きな刺激を受けた。「入学時から誰にも負けない気持ちだったけど、厚浦さんの練習量は群を抜いていて驚いた。厚浦さんがいなかったら、自分もここまで練習していなかったかも」。本選での出走は叶わなかった先輩の姿も見てきただけに、箱根路にかける思いは強い。
まずは個人で出走するチャンスを得たが、最大の目標はチームとしての本選出場だ。同大は過去に6度の出場実績があるが、2004年の第80回大会以来出場できていない。「自分だけでなく来年のチームのためにも、走って経験を持ち帰る。努力すれば出れる舞台だと示したい」。箱根路を快走する姿を見せ、第100回大会に向けてチームをけん引する。
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