横浜金沢文化協会が、金沢区のジオラマにプロジェクションマッピングを投影し、時空的変遷を紹介するシステムを制作しようと取り組んでいる。「金沢区は市内でも公園や歴史遺産が多く魅力があるのに、人口減少が続いている。区民にもっと魅力を知ってもらう努力が必要なのでは」と、同協会事務局長の鈴木達洋さんを中心に2年ほど前から構想を開始した。
ジオラマの土台と、時代の変遷を映し出すプロジェクションマッピングの本格的な制作には1000万円以上の費用がかかるため、区の歴史を研究する「歴遊会かねさは」代表の山本宏文さんらが自作の試作モデルを制作。発砲スチロールの板をカッターで切り抜いた同区の一部のジオラマに、縄文時代から地形の変遷をたどる映像を映し出した。山本さんは「クラウドファンディングも検討しているが、まずは多くの人に興味を持ってもらるような機会を増やしていけたら」と話していた。
同協会では、関連したイベント『ジオラマ展示「金沢の歴史・文化を楽しもう!」』を2月1日から3日まで、金沢公会堂会議室で開催。長浜ホール=同区長浜=と国立研究開発法人水産研究・教育機構「水産資源研究所横浜庁舎」=同福浦=が所蔵する明治、大正、平成の3つの時代の金沢区の模型を並べて展示。時代とともに景観が大きく変遷する同区を紹介した。
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