気象庁が関東地方の梅雨明けを宣言した7月9日、横浜市唯一の海水浴場である海の公園で海開きが行われた。
今年は東日本大震災の津波被害を受け、一般海水浴客も参加する避難誘導訓練を実施した。想定は東京湾内に津波警報が発令され、10分後に2〜3mの津波が海の公園に到達するというもの。訓練が始まると、津波警報を伝える園内アナウンスが流れ、来場者に避難を呼びかけた。場内5ヵ所には津波を知らせるオレンジ色の旗を掲揚。集まった人々を海抜6〜9mの高台に誘導し、想定した10分以内に全員無事に移動することができた。たまたま海水浴にきていたという緑区の親子連れは「海で地震が起こっても、どこに逃げていいのか分からず慌てそう。今回は避難場所を知れてよかった」と感想を話した。
予定では、非常用電源装置を備えた放送設備で、高台までの移動時間をカウントする放送を流すはずだったが、装置の不備で出来ないというアクシデントも。公園を管理する(財)横浜市緑の協会の外崎広行さんは、「訓練で不備がわかってよかった。もしもの時に備えたい」と話している。
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