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「サルも木から落ちる」樹とは? 命名の妙 サルスベリ 日本自然保護協会自然観察指導員金子昇(富岡西在住)

公開:2011年8月25日

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沿道を鮮やかに彩るサルスベリ
沿道を鮮やかに彩るサルスベリ

 樹肌がツルツルしているため、サルも滑って登れないという樹「サルスベリ」。命名がピッタリですね。これは中国原産で、別名がたくさんあり面白い!

 一例を挙げてみると―。「百日紅」…花が夏から秋まで次々と途切れなく咲き続ける(紅色の花が100日間咲く意)、開花期間の長い花。「笑いの木」…一面に広がって咲く花弁の様子が、あたかも笑っているように見えるため。「なまけの木」…落葉樹の中で春の芽吹きが他の植物と比べて最も遅く、秋に葉を落とすのが一番早く、活動する期間が短いので。また中国では「柏痒樹(はくようじゅ)」(痒(かゆ)さを怖がる木)といい、木の根元を指で掻くと、小枝や葉がくすぐったがり、揺れ動くことからこの名がつきました。こうした意味から、「こちょこちょの木」とか「こそぐりの木」などの呼び名もあります。

 近年では、品種改良の技術が進み、白やピンク等の多様な花も多く見られますが、まだ黄色の花は開発されていないようです。

 では、本当にサルはこの木に登ると滑り落ちるのでしょうか。以前上野動物園で実際にサルを登らせたことがありました。その結果は?何と上手に登っていったそうです。

 サルスベリは区内の公園や街路樹、庭木で普通に見ることができます。
 

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