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アナゴ好きが集結 研究で進化する漁業

社会

公開:2012年1月1日

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研究発表を熱心に聞く参加者
研究発表を熱心に聞く参加者

 日本全国からアナゴ好きが集まり日ごろの研究を発表する「アナゴ漁業資源研究会」が12月7・8日、横浜市漁協柴支所(柴漁港)で開かれた。ウナギの受精卵を世界で初めて採取することに成功した東京大学海洋研究所の塚本勝巳教授をはじめ、大学の教授や学生、研究機関の研究者、現場の漁業関係者ら約60人が参加し、奥深い発表を披露しあった。

 この研究会は毎年、各地の持ち回りで実施しており、今年で15回目。神奈川では2回目、柴漁港では初めての開催になる。

 県あなご漁業者協議会会長で市漁協柴支所理事の斉田芳之さんも毎年、この会を心待ちにしている一人だ。「柴支所で開いたのも、漁師仲間に聞いて欲しかったから」と話す。

 研究者との交流は、漁業関係者にとっても得るものが大きい。その一例が漁に使用するアナゴ筒の水抜き穴のサイズだ。穴は小さなアナゴを逃がす役目も果たすことから、「穴の大きさが重要」なのだと斉田さんは話す。適正サイズを模索するため、斉田さんらは県水産技術センターや東京海洋大学と協力。実験を繰り返した結果、13ミリにたどりついた。稚魚の保護に大きく貢献するこの穴は、東京湾でアナゴ筒漁をする漁業者間で採択され、2001年度に水産庁長官賞も受賞した。

 斉田さんは「実験や研究を通して自分たちの知らないことが分かるので興味深い。こうした意見交換は現場でも役立つ」と話した。
 

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