県立金沢養護学校(服部潤子校長)は今年、5周年を迎えた。これを記念し、11月22日の学園祭「金沢フェスティバル」に合わせて式典が行われた。当日は多くの児童生徒・保護者らが節目を祝った。
横浜南部地域はかつて、養護学校の「空白地帯」となっていた。金沢養護学校は、これを解消するために2007年4月に誕生。当時は旧並木第三小学校(現横浜なみきリハビリテーション病院)の校舎を使い、知的障害教育部門のみで開校した。そして翌08年4月、旧東金沢高校跡地に校舎を新築移転し、知的障害教育と肢体不自由教育を併せ持つ学校として再スタート。昨年4月には県立氷取沢高校(磯子区)内に分教室を開設し、現在では小学部から高等部まで合わせて約290人が学んでいる。
「豊かに学べる学校に」
式典には、榎本英雄・横浜市金沢団地協同組合理事長、田村英雄・金沢みどりロータリークラブ会長ら、地元関係者も出席して5周年を祝福。同実行委員会からは、学校に記念品として非常用持出袋が贈られた。
あいさつで服部校長は、高等部を卒業した生徒が117人に達したことに触れ、「いつのまにか大きな学校になった。保護者や地域の皆さんの力添えのおかげ」と述べた。また、「一人ひとりが楽しく豊かに学べるよう、力を尽くしていきます」と抱負を語った。
公園美化活動など、生徒の校外学習に協力する金沢団地協同組合の久保木一郎事務局長は「生徒さんの学習の一つとして、この金沢団地で活動してもらえるのはうれしい。我々も今後の養護学校を応援していきたいです」とエールを送った。
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