１月26日の「文化財防火デー」に合わせ、国や県・市の指定文化財となっている市内20カ所で消防訓練が行われた。区内では、旧伊藤博文金沢別邸（野島町、横浜市指定有形文化財）と称名寺（金沢町、国指定史跡）で実施された。
このうち旧伊藤博文邸では25日、金沢消防署員・消防団員のほか、施設の職員や地域住民らが参加して訓練が行われた。設定は、邸内の客間棟から火災が発生したというもの。緊迫した空気の中、消火器による初期消火、来館者の避難誘導、けが人救護などを実施。最後は一斉放水で締めくくられた＝写真。
訓練に参加した林勉さん（73）＝野島町＝は、「博文邸の来場者は年々増え、全国から年間３万人以上が訪れている。かけがえのない歴史的な建物なので、こうした訓練をしてくれる消防の皆さんには感謝です」と話していた。
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