神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

認可保育園保留児童 1歳児が半数以上 占める 市、新規事業含め対応へ

公開:2014年3月27日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は18日、今年4月1日の認可保育所申し込み状況(3月10日時点)を公表したが、2次選考後定員超過で入所できない「保留児童」が2953人に上ることが分かった。その中で1歳児が半数以上を占めており、この年齢への対策が鍵になる。市は保護者に対し、従来通り横浜保育室などの活用を進めていくほか、新年度予算案で新規事業を計画。ニーズに応えようとしている。

 2次審査の結果後も入所が決まらない保留児童数は、昨年同時期よりも621人多い2953人になっている。そのうち1歳児が1686人となっており、半数以上を占めているのが現状だ。こども青少年局子育て支援部保育対策課も「1・2歳児、その中でも特に1歳児への対策が重要となってきている」と分析している。

 市では各区に配置している「保育コンシェルジュ」を活用しながら、保護者側に対して横浜保育室や家庭的保育事業などの活用を引き続き呼びかけていく考えだ。

新設園枠を拡充

 こうした現状の中、市では1・2歳児に絞った新たな取組みも進めている。入所希望者数が少ない新設認可保育所4・5歳児枠に、ニーズが多い低年齢児の受け入れ数を増やす新事業がその一つ。2014年度予算案で1億3230万円計上している。

 今年4月認可保育所に入所できなかった1歳児と2歳児で、一定の条件をクリアした保護者が対象。市は運営法人に対し助成金を交付し、利用者は月額基本料6万円を上限に支払うことになる。

 市では当初、待機児童対策により両年で約100の認可保育所を開設させることから、その3分の1程度にあたる35保育所の参加を見込んでいた。しかし「ハード面や人員面での確保が困難」との運営法人が多数あり、実際に事業実施するのは13保育所にとどまる(3月11日現在)。加えて受け入れ人数が1保育所2人〜10人程度になることや、そもそも定員枠外で受け入れること、空きスペースの確保の関係から単年度事業となるなど、課題もある。

 同課は「認可保育所への入所を希望する保護者に少しでも応えたいとの思いから計画した。しかし、受け入れ人数も多くないことから一つのメニュー、受け皿と考えて頂きたい。今後も地域ニーズを分析しながら的確な対策を取っていきたい」と話している。

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

楽器や音楽を身近に

杉田劇場

楽器や音楽を身近に

大学生主体で公演企画

5月2日

家庭との連絡法を統一

横浜市立学校

家庭との連絡法を統一

アプリ活用で新システム

5月2日

こどもホスピスへ理解を

設立の動き全国各地で

こどもホスピスへ理解を

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

「食」のシェア空間が完成

磯子区洋光台

「食」のシェア空間が完成

飲食店開業など支援

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook