神奈川県立金沢文庫(金沢町142)で11月19日(木)から12月13日(日)まで、特別展「国宝 一遍聖絵(いっぺんひじりえ)」が行われる。
金沢文庫で展示されるのは、「一遍聖絵」計12巻のうちの、2・3・8・9巻。20日(金)からは遊行寺宝物館(藤沢市)で1・7・11・12巻が、21日(土)から神奈川県立歴史博物館(中区)で4・5・6・10巻が、それぞれ展示される。3館同時の開催は、初めての試みだ。
また東京国立博物館でも連携企画として、かつて分かれた第7巻を展示中(12月13日まで)。4舘を巡るスタンプラリーやセミナーなどの企画もある。詳細は遊行寺HP【URL】http://www.jishu.or.jpで確認を。
一遍の生涯描く
「一遍聖絵」は鎌倉時代に活躍した時宗の宗祖・一遍上人の生涯を、絵と文章で表現し、絹布の上に顔料で描いた総長約130mの絵巻物。1299(正安元)年に作成された国内最古の絹本著色絵巻で、1952(昭和27)年に国宝に指定されている。
これまでにも京都府や奈良県などで部分的に公開されてきたが、絵を所蔵している遊行寺宝物館が全面リニューアルすることを記念して、初めて全巻が公開されることになった。
県立金沢文庫の担当者は「関連する仏像など、特長を生かした展示を行うので、ぜひお越しください」と呼びかけている。(問)【電話】045・701・9069
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