「能見台小学校4年3組が考えたパンはいかがですか」――。横浜パンの家(富岡西)で3月24日、能見台小学校(山崎信也校長)の児童が考案したパンが販売開始になった。発売初日は児童らが訪れ、自作のポスターやチラシを手に、店頭に立って客を呼び込み。開始30分ほどでほぼ完売状態になるなど、盛況だった。
これは昨年度、同クラスが総合学習で取り組んだ「横浜産にこだわったサンドウィッチ」を作る過程で生まれたもの。横浜産の小麦「ユメシホウ」や、全国1位の収穫量を誇る小松菜を使ったパンを考案した。完成するにつれ「多くの人に食べてほしいという声が多く挙がった」と担任の荒井真妃教諭は話す。
そこで白羽の矢が立ったのが、児童が下調べとして訪れたことで交流が始まった同店。3月には小松菜を使ったコッペパンを焼き上げ、全校生徒の給食として提供するなど関係を深めてきた。「皆が考えたパンなので、形にしようと販売を決めた」と、担当の佐藤孝弘さんは話す。
3種類の小松菜パン
販売されるのは、あんぱんとロールパン、コッペパンの3種類。ユメシホウと横浜産の小松菜を使用している。「1、2カ月の間は店に並ぶ予定。好評であれば継続したい」と佐藤さん。「地元の小学生が作った味を、地元の人々に食べてもらえれば」と期待をこめた。
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