横浜市は4月14日、6月まで予定していた各区役所のマイナンバーカード臨時交付窓口の開設期間を12月まで延長すると発表した。金沢区では区庁舎3階に臨時窓口を設置している。マイナンバー制度は今年1月から運用を開始。顔写真とICチップが付いたカードを申請者に無料で交付する。個人に割り当てられた番号を認証できるため、公的な身分証明書となる。
開設期間の延長は、カード作成を行う地方公共団体情報システム機構のシステム障害により、全国的に遅延が発生したことを受け、実施した措置。金沢区でも申請があった約2万枚のうち、交付を終えたのは8%の約1600枚だ(3月31日現在)。
同カードは地方公共団体情報システム機構が全国からの申請を受けて作成し、各自治体に納品している。市内各区では、交付前にシステムにアクセスし、情報確認や検品などの作業を行う。全国の自治体で同様の作業が行われているため、システムへのアクセスが集中し、障害が発生しやすい状態にあったという。区役所戸籍課の担当者は「3月中はほとんどシステムが使えない状態が続いた」と話す。同機構の広報担当者によると「システム障害には対応しており、改善しつつある。それでも午前中と午後2時ごろは混み合う状態」としている。
現在、金沢区役所でカード交付をしているのは、昨年12月初旬に申請した人。交付準備が完了した人に対し、順次通知書を発送している。区役所が1日に交付できる人数は約90人。交付にあたり、横浜市は事前予約制を採用している。担当者は「通知書記載の予約方法に従い必ず予約をし、その後、来庁していただきたい」と呼びかけている。
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