関東学院大学(六浦東)の学生と京浜急行電鉄(株)がタッグを組み、京急百貨店(上大岡)の協力を得て野菜や海産物を学生自らが販売する「K-bizマルシェ」が6月13日、京急線上大岡駅改札口前で開催された。
「K-biz」とは2017年度に経営学部を新設する同大が、社会と連携した教育推進を図るために構築した企業ネットワーク。マルシェはその代表的な取り組みの1つで、小山嚴也(よしなり)教授のゼミに所属する経済学部経営学科の3、4年生20人によって、今回初めて開催された。
学生たちは三浦半島の活性化を目的にマーケティングや議論を重ねてきた。大学給付の奨学金25万円を資金源に、4月には高梨農園(三浦市)の野菜販売会を運営から手伝ったほか、今回のマルシェ実現に向け、企業へも連携を仰ぐために直接交渉。仕入れや会計、パネル作成などもすべて行い実現に至った。
販売当日は同農園の野菜や野島にある「忠彦丸 海苔」が作った海産物などが売場に鮮やかに並び、学生たちの元気なかけ声も加わって、販売開始からすぐに多くの客であふれた。3年の荻原未来(みき)さんは「マルシェを通じて地元に人の温かさも知れた。今後は各学部とも連携して学内全体に輪を広げたい」と意欲を示す。
京急電鉄の担当者は「電鉄としても三浦半島の魅力をもっとPRしたかった。今後も大学と連携していければ」とし、京急百貨店では「活気ある世代がPRすると、より魅力が伝わりやすい」と話していた。
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