官民一体で進める＝同署提供
金沢区振り込め詐欺等対策協議会の定例会が２月17日、金沢警察署で行われた。これは昨年６月に発足したもの。行政や金融機関などの民間、地域が一体となり振り込め詐欺防止に取り組んでいる。当日は２０１６年中の発生状況が説明されたほか、被害を食い止めた金融機関職員や地域住民の表彰も行われた。
「２月になったとたん去年を上回る勢いで被害が増えている」と話すのは同署生活安全課担当者。金融機関の窓口を使わず、無人ＡＴＭに誘導する手口が増加傾向にあるという。「ＡＴＭ付近に地域のボランティアを配置した際はぴたっと止まった」。今後は地域住民を巻き込んだ防止策や、「騙されたふり作戦」で検挙数をあげて警戒を図るなど対策を強化していきたい考えだ。「窓口での確認に快く応じてくれる人も増えた。被害を防ぐために協力してもらえれば」と訴えた。
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