未就学児と保護者を対象とした「親と子のつどいの広場」。磯子区内では5カ所目となる「夢たま」が3月14日、丸山に開所した。21日のオープニングセレモニーでは、新たな子育て支援拠点に期待する声が聞かれた。
夢たまを運営するのは、NPO法人夢・コミュニティ・ネットワーク(時任和子代表)。同NPOは、2012年から磯子区中原でつどいの広場「夢ひろば」を運営しており、区内で2カ所目の開設。夢ひろばでは、親子が気軽に集える場として、絵本の読み聞かせやリズム体操、ベビーマッサージなどのプログラムを実施。子育て中の母親が交流するきっかけづくりに取り組んでいる。
また、2006年から5年間、丸山で「地域元気づくり支援拠点」を運営。七夕まつりやハロウィーンイベントを行い、周辺学校の児童らと地域を紹介する映像を制作するなど、地域と連携したにぎわいづくりを行ってきた。夢たまでは、夢ひろばや地域元気づくり支援拠点での経験、実績を活かした子育て世代への支援を展開していく考えだ。
地域課題を解消へ
今回開設する丸山周辺の滝頭・岡村地区には子育て施設や公共施設が少ないなどの地域課題があった。21日のセレモニーでは滝頭地区連合町内会の林貞三会長があいさつで「地域の念願だった交流の場ができたことは本当にうれしい」と話すなど地域からは施設へ期待する声が聞かれた。時任代表は「この施設は子育て支援がメインテーマだが、この場を中心に地域の活性化に寄与できるように活動していきたい」と話した。
「親と子のつどいの広場」は、横浜市の補助事業。主に0歳から3歳の未就学児と保護者を対象にNPO法人などが運営。市内には、金沢区4カ所を含む57カ所(2017年3月現在)が開設されている。
夢たまの利用方法などは、同施設【電話】045・342・7879へ。
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