金沢区富岡地区の3商店街(富岡商和会、富岡中央商店会、富岡みどり会商店街)が消防団応援の取り組みを4月から始めた。金沢消防団第一分団の団員とその家族が、商店街の全56店舗で割引などのサービスが受けられる。団員数の増加や商店街活性化が狙い。
同取り組みでは、団員に家族も使える専用カードを配布。「がんばれ消防団」と書かれたステッカーが貼られた参加店でカードを提示すると割引などのサービスが受けられる。富岡商和会の鈴木道弘会長=写真右端=は「団員は仕事をしながら地域貢献している。応援するのは商店街の務め」と話す。合わせて商店街を使う人が増えればと願う。
地域防災の要である消防団員の確保は全国的な課題だ。横浜市では増加傾向にあるものの、団員の高齢化や昼間に地域にいないサラリーマン団員の増加に伴い、実働能力の低下が指摘される。富岡や能見台を管轄する第一分団は現在、定員74人に対し70人で充足率は約97%。分団長の野本則明さん=同左から2人目=は、「震災に備え、100%を目指したい」としている。「大きな災害時には、地元消防団の力が不可欠となる。自分の街は自分たちで守らないと」と話す。
磯子区では2014年、市内初となる「消防団応援の店」事業が開始。「利用者の喜びの声も届いている。満足度と定着率アップに寄与していると思う」と磯子消防署の担当者は話した。
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