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島倉社長の きもの放浪記【3】 着物業界は「まやかし」が多い 「売りたい」よりも「お伝えしたい」――そんな思いから金沢文庫のきもの処「志まくら」が、きものに関するよもやま話をシリーズでお伝えします
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この商売を始めた50年ほど前、和装は日常の衣類でした。しかし「これから着物は高級品になる」と思い、当時東京の御三家といわれた製造問屋を訪ね、K社と取引をするようになりました。そのK社の会長から教わったのは「この業界はウソが多い」ということ。「知識がないからだまされる。だまされる側も悪い」との言葉に、勉強の必要性を強く感じました。
それから私は各産地に足を運び続けています。放浪記の始まりですね(笑)。真面目な店は共通する何かがある。作業場の様子を見て生産者と話すことで、「見る目」を養ってきました。そのおかげか、蕎麦屋も店に入った時に美味しいかどうか分かりますよ。
着物に関して皆さまは、「仕立て直しや染直しができるので、孫の代まで着られる」という共通認識をお持ちかと思います。しかし、現代の着物はインクジェットで染めていたり、仕立てを海外でやっていたりと様々。仕立て直しができるかは分かりません。一方で、伝統の着物は直しができる反面、手作りなので高価になります。店としてどこで妥協するかは迷うところです。ですが私が見て感動するのは、やはり伝統の着物。新しいことも取り入れつつ、伝統の着物とそれを作る職人を守りたいと思います。
志まくら
横浜市金沢区泥亀1の17の8
TEL:045-784-8179
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