磯子警察署(小高藤安署長)と磯子区新磯子町にある電源開発株式会社(J-POWER)磯子火力発電所、県警本部から公安第一課、第一機動隊が12月13日、同発電所でテロ対策総合訓練を行った。
訓練は発電所がサイバー攻撃を受け、同社の設備管理システムなどのセキュリティに問題が生じ、施設内に爆発物を持った不審者が侵入した想定で実施された。
同社から連絡を受けて駆け付けた磯子署の警察官らが、逃げる不審者を囲み、取り押さえた。その後は爆発物処理を行う機動隊が出動。専用車両を操作して爆発物を処理した。
県内には住民の生活や社会活動に不可欠なサービスを提供している社会基盤となる「電力」「ガス」「鉄道」などの重要インフラが複数ある。同発電所の最大出力は120万kw。仮にその機能が停止した場合、市内約3分の1の所帯に停電などの被害を及ぼす可能性がある。
同署警備課の田京篤課長は「今回の訓練のノウハウは他にも活かせると思う」と話し、東京五輪・パラリンピックなどの大規模イベントを前に、訓練を重ねて対策を強化したいとした。
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