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横浜創学館書道部 中尾さん 高文連会長賞に 江藤さんも特別賞

教育

公開:2018年1月25日

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刻字の作品と中尾さん
刻字の作品と中尾さん

 横浜創学館高校の中尾寧音さん(2年)の創作刻字「天地玄黄(てんちげんこう)」が、このほど「神奈川県高等学校総合文化祭第54回書道展」で特別賞となる高文連会長賞を受賞。今年8月の全国大会に出品されることが決まった。江藤舞さん(2年)も特別賞の書道専門部会長賞に選定された。同じ学校から特別賞に2人選ばれるのは珍しいという。

 県内の高校生を対象とした書道展の総出品数は約1000点。1次審査で約100点まで絞り込まれ、その中から特別賞約15点が選ばれた。

 小学3年から書道を始めた中尾さんは「高校でやってみたかった」と刻字に挑戦。顧問の竹中浩一教諭と相談し、中国の「千字文」の初句「天地玄黄」の4文字を作品に選んだ。毛筆で文字を書き、和紙トレーシングペーパーで文字の輪郭を板に写し、のみで彫り文字に色をつけた。最初の工程での文字書きでは169枚を書き、その中から1枚を選んだ。夏休みから約4カ月かけて制作。縦135cm、横35cmの作品について、「はねの部分を彫るのが難しかった。完成した作品をみてとても自信になった」と喜び、「全国大会は狙っていたので、出品が決まってうれしい」と話した。

「悔しい気持ちも」

 一方、江藤さんは、中国の王羲之(おうぎし)が書いた「楽毅論」を臨書。100文字を縦236cm、横53cmの画仙紙に書いた。ミスが許されない状況で、1日6〜8文字書き、約1カ月で完成させた。江藤さんは「作品を見たときは感無量だった。ただ、全国を目指していたので悔しい気持ちもあったが、特別賞に選ばれたことはうれしかった」と振り返った。

3年ぶり団体優秀賞に

 今回の書道展では、同校書道部が3年ぶりに団体優秀賞に選ばれた。作品の質や構成などバランスの良さが評価された。

 顧問の竹中教諭は「部員一人ひとりが書道展のために力を注いだ結果が優秀賞に繋がったと思う。この受賞を部員全員で喜びたい」と話した。

書道部の部員
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