金沢区平潟町にある済生会若草病院が2月1日、誤嚥性肺炎を題材にした講座「介護教室」を開いた。
この肺炎は、ものを飲み込む嚥下機能障害などが原因で、誤って気道に細菌を吸引し発症。飲み込む力が低下する高齢者や寝たきりの人がかかりやすい。
解説した同院の鈴木淳一副院長は、発熱や頭痛、倦怠感等の全身症状に加え、せきやたん、呼吸苦などの局所症状がみられた時に「肺炎を疑ってほしい」とした。口の中を清潔に保つなどのほか、「大切なのはワクチン接種。必ず打ってほしい」と予防を訴えた。
肺炎を発症したことがある父親と参加した磯子区在住の女性は「より注意深く(父親の)変化に気付けるようにしたい」と話した。
教室は地域に根差した運営を掲げる同院が年3回実施しており、専門医や看護師、医療ソーシャルワーカーらが病気や熱中症、介護予防などについて、毎回テーマを変えて解説している。
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