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世代超え将棋で真剣勝負 金沢区初の区民大会

文化

公開:2018年6月7日

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真剣な表情で対局する参加者
真剣な表情で対局する参加者

 金沢区将棋連盟が主催する「金沢区民春季将棋大会(初級者の部)」が6月2日、金沢文庫駅前にある金沢文庫将棋サロン(谷津町)で初めて開催された。小学生と大人が白熱の対局を繰り広げるなど、異世代が真剣勝負を楽しんだ。

 高校生プロ棋士・藤井聡太七段の活躍で世間が”将棋ブーム”に沸く中、4月に同連盟が発足。区が後援し、区内在住・在勤・在学者が参加する同大会が企画された。

 同連盟事務局長で、サロンマネジャーの藤田純一さんは「地域から(将棋を)盛り上げるきっかけにしたかった」と話す。初級者が対象の大会初日は小学生から70代までの8人がエントリー。参加者が一定数の試合を行い、得点で競う「スイス方式」で実施された。

 対局中は小学生の積極的な攻めに頭を抱える大人の姿も。勝敗が決した後は、互いの戦法について振り返りながら言葉を交わす場面が見られるなど、世代を問わず楽しめる将棋の魅力が凝縮された大会になった。

 週末を利用して同サロンに通う能見台南小の森恒太くん(6年)は「(サロンは)大人とも対戦できる。勝てた時は嬉しい」と話す。”頭の体操”も兼ねて足を延ばしているという藤井一功さん(78)は「みんなで楽しんで元気に(対局が)できる」とその魅力を語った。大会は16日に級位者を、30日に有段者を対象に行う。午前10時から受付。参加費は一般1500円。

「モヤさま」で紹介

 藤田さんは八景小、金沢中出身。将棋の強豪・横浜高時代は県大会団体戦で準優勝したこともある。社会人になり、横須賀の将棋サロンで働いた経験から、生まれ育った地域で将棋が楽しめる場所を作ろうと2016年に同サロンを立ち上げた。

 昨年、テレビ東京の人気番組「モヤモヤさまぁ〜ず」でサロンが紹介されて注目を集め、来場者は増加。現在は仕事を終えたサラリーマンや小学生、高齢者など一日15人前後が利用。常連客がチームを結成し、社会人団体戦に出場している。また、初心者向けの教室を日曜に実施し、裾野拡大にも力を入れる。藤田さんは「金沢区から第二の藤井聡太先生を輩出できたら」と夢を語った。
 

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