神奈川県県民功労者表彰の授賞式が6月11日、県庁本庁舎3階大会議場で開かれた。地元からは県鮨商生活衛生同業組合理事長の田邊好光さん(金沢区・72)、保護司の福井宏さん(同・70)、磯子交通安全協会会長の黒川順吉さん(磯子区・78)の3人が表彰を受けた。
この表彰は公共の福祉に貢献し、その業績が特に優れた人を広く顕彰することを目的とした県の最高表彰の一つ。団体や地域の活動などを通じて社会福祉、保健衛生、産業・経済、生活環境など各分野で長年にわたり活躍した人に贈られる。71回目となる今年度は39人と2団体が表彰された。
食品衛生を推進
六浦南で寿司店を営む田邊さんは、県鮨商生活衛生同業組合理事長を務め10年。同組合の関東甲信越ブロック長、横浜市食品衛生協会副会長、金沢区同会会長などを歴任する。製品の安全性を確保する衛生管理手法のHACCP(ハサップ)を個人事業主でも活用しやすいように推進するなど、保健衛生の向上に尽力してきた。
組合の会員減少、廃業の多さが課題だとも。「同業者の生の声を聞くことは、プラスになることも多い。仲間と勉強する場としても組合を活用してほしい」と話す。
「立ち直り」支える
福井さんは1991年から保護司に。2016年から金沢保護司会会長を務める。犯罪や非行に陥った保護観察対象者の更生援護活動と犯罪予防活動に献身し、更生保護思想の普及高揚に優れた成果をあげたことなどが評価された。福井さんは「立ち直りのお手伝いを(今後も)一生懸命やっていきたい」と話した。
交通安全に尽力
黒川さんは、1979年に磯子交通安全協会理事に。副会長を経て、2006年から現在まで会長を務める。13年からは市交通安全協会理事、16年からは県の理事として活動する。
民間企業社員の一日警察官や年末の小学生による金管バンドを伴う杉田商店街の交通安全パレードなどを企画・実施。交通安全の普及活動の推進、地域における交通事故防止に優れた成果をあげたことが評価された。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>