野島に向い法要する鈴木住職（左）ら
安立寺（金沢区町屋町）の海施餓鬼（うみせがき）とうろう流しが８月16日に実施された。海難者や魚類の供養のため行われており、100年以上の歴史があるとされる。
当日は参加した約40人が安立寺から金沢漁港まで唱題行脚。うちわ太鼓をたたきつつ、「南無妙法蓮華経」と唱えながら歩いた。漁港では、安立寺の宗祖・日蓮上人が着岸したとされる野島海岸に向い法要。鈴木弘信住職は「日蓮上人が着岸されたお礼も込め、すべてのものが仏になれるよう祈念させていただいた」と話した。例年はとうろうを海に流す行事も行われるが、風が強く中止となった。
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